「被災後のプラスの部分にも目を向けて――」~南房総市公認プロモーター、永森昌志さんからのメッセージ

右から5番目が永森さん。台風被災後に都心や地元からヤマナハウスに集まった暫定ボランティア『ヤマナアベンジャーズ』で農家や民家の復旧お手伝いをした。


6年前に東京から南房総市に移住し、同市でシェア里山「ヤマナハウス」を運営している永森昌志さん。南房総市の公認プロモーターとして、主に東京から来た人に、田舎暮らしの体験プログラムを提供し、東京と南房総をつなぐ活動をしています。「台風被害で受けたマイナスの部分だけではなく、これからは被災によって生まれたプラスの部分にも目を向けていくことが大切」と語る永森さんから、「房総復興ブースター」にメッセージをいただきました。

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台風15号、19号によって、南房総エリアは甚大な被害を受けました。被災の復旧は当然、大事な問題ですが、被災によって新しく生まれたものもあります。例えば、先日、段ボールを防水性シートで覆った簡易瓦「アシスト瓦」を東京都江東区の有志のグループが作り、南房総の建築会社に届けたことがニュースになりました。つまり、ボランティアを通じて、2つの地域の交流が始まっているのです。

被災によって新しく生まれたことは、これ以外にもあります。

「房総復興ブースター」の活動を知った空き家のオーナーから、「職人さんの活動のために物件を貸したい」という声が上がっていると聞きます。これまで空き家は慢性化した問題になっていましたが、これを機に、空き家の活用が進む可能性があるということです。こういった被災によって生まれたプラスの側面にも、これからは目を向けていくべきだと思います。

これまで南房総は災害が少ないエリアだったので、今回の被災によって「ボランティアリテラシーも高まった」と言えます。東北や神戸、熊本は、被災の経験があるので、被災地を助けようという動きが速かった。これらの地域の人たちにボランティアに来ていただき、学ぶものもあったと思います。

また、電気の供給を受けない「オフグリッド」の生活への関心も、この災害を機に高まりました。例えば、停電したときもソーラーパネルを持っている家は、電気に困ることはなかった。こういった生活スタイルの大切さに気づいたのも、台風による被災がきっかけなのです。

「房総復興ブースター」は、単なる支援金を集める活動ではないと考えています。ブースターのスタッフはすべて地域おこし協力隊。協力隊だからこそ、地域のためにできた活動であり、新しいことを起こすきっかけになるのではないかと思います。

永森昌志さんプロフィル 東京生まれ、東京育ち。南房総市でシェア里山「ヤマナハウス」を運営する一方、東京・新宿でシェアオフィス「HAPON新宿」の運営も手がける。南房総市公認プロモーター。また、ウェブプロデュース、地域プロモーションにも取り組む。

ヤマナハウス https://yamanahouse.site/

HAPON新宿 https://hapon.asia/shinjuku/

カテゴリー: News

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